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『古代ローマ皇帝ハドリアヌス 銀製リング』を放出いたします。

◆概要◆
本品は、ローマ皇帝ハドリアヌス（在位117～138年）の右向きの肖像が刻まれています。
ラテン語で「HADRIANVS（ハドリアヌス）」、「AVGVSTVS（尊厳あるもの）」という銘文が確認できます。

ハドリアヌスは「五賢帝」の一人に数えられ、軍事よりも内政と文化の充実を重視した治世を行いました。
とりわけギリシア文化への深い敬意を示したことで知られ、その美意識は建築や芸術にも反映されました。

古代ローマでは、このような皇帝の肖像を刻んだリングは、政治的忠誠や皇帝への崇敬を示す象徴的な装身具として用いられていました。
本品もまた、当時の皇帝崇拝の精神や美術的価値を今に伝える逸品です。

※古代遺物の歴史的解釈などについて、詳細に解説している出品者からご購入されることを推奨します。
古代の遺物を購入するということは、その背景にある歴史・知識・意味を一緒に購入するということだと考えております。

◆詳細◆
時代：古代ローマ
材質：銀
重量：10.5グラム
サイズ：写真10枚目参照
※当時の精製技術から考えると、銀の純度は現代よりもかなり低いことがあります。

◆入手経緯◆
当方が海外に持つ独自ネットワークにより入手した希少出土品で、同等品の再入荷は保証できません。

◆状態◆
経年による変色やイタミ等がありますが、古代のジュエリーとしては良好なのコンディションです。
彫刻は良好に保存され、銀の表面には古代独特のパティーナが見られます。

◆特徴◆
シグネットリングは、印章等を刻印した指輪のことで、印面を蝋や粘土に押し付けることで署名や身分証明の役割を果たしました。

アンティークコインと同じように、皇帝の顔を日常の中に持ち歩くという文化的背景がありました。

※商品説明文は、出品者が独自に英語の古書などを調査するとともに、海外の考古学者に聞き取りを行い、個人的な見解や評価を記載したものです。写真の構成についても、上記の見解等を基に、最もお品の性質を引き出すように作成しております。よって、著作権は出品者に属しますので、出品者の許可なく無断の転用等（参考にする等も含む）を禁じます。